登り窯その1

窯焚きが終わりました。
11日の窯出しまでは、この窯焚きの総括は出来ませんが、良く焼けている予感がなんとなくします。(笑)
窯焚きの様子をkamakura山陶芸工房のページにアップしました。

つい何十年前までは、登り窯で焼き物を焼くのが当たり前の事だったはずなのに、近年では、何か特別な技法となってしまいました。確かに、薪窯はガスや電気の窯に比べて大変な労力を費やしますし生産性も悪いです。環境問題や社会環境によって薪窯が使えない状況があるのも事実です。

しかし、あえて薪窯焼成を選ぶことで、なにか「原点」に戻れる感じがします。
今回、縁があって手伝ってくれた明星大学、薪窯初体験のうっつーが「なんか焼き物焼いてる気がする」とこぼしていましたが、その気持ちが「原点」なのかな?
それを自覚した明星チームの仕事ぶりは目を見張る物がありました。

今、僕がアシスタントをさせて頂いている先生は、世間的には現代陶芸の最先端の陶芸家というイメージですが、実は自宅に薪窯があります。広い自宅に引っ越してまず自作の薪窯を作り焼いたのですが結局、1200度までは上がらなかったそうです。
その先生の仕事を拝見していると、薪窯を焼成した時に感じる「原点」のような物の力強さが、普段使っている電気窯で焼成した作品からも伝わってくるのです。

学生時代に栃木県立美術館で行われた「田村耕一回顧展」の図録に、浅野陽先生が当時の学生を佐野市の田村先生の登り窯で実習をさせた時のエピソードが載っていました。
「登り窯を知らない陶芸家が増えてはいけない」との思いから田村先生は学生に実習させていたそうですが、浅野先生が窯を覗くと、本展用の作品が窯詰めされていて、そんな大事な窯焚きを学生にさせて下さっている事にも感銘を受けたと書いてありました。

やっぱり焼き物なのだから、「焼く」ってことが大事なのは分かります。焼き物にシンパシーを感じる人って、自分の体を動かしてこの「原点」を感じれるか、伝えられるか、そこが大切だと思える人かな?
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# by kamakura-dan | 2005-09-07 12:07 | 登り窯  

今週から窯焚きがはじまります


いよいよ今週末から登り窯の窯焚きがはじまります。
今回はデジカメやビデオなんかを持っていって、しっかり記録を残しておいて今後に役立てようと今からはりきっているのですが、きっとそれどころではないほど忙しくって、そんな余裕は無いのだろうと思っています。でも、このブログで少しでもよいから、窯焚きの様子を公開したいと考えていますので仕事の合間に撮っておきたいと思います。
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# by kamakura-dan | 2005-08-29 02:46 | 登り窯  

イガラキ焼 完成間近!


イガラキ焼の完成が近くなってきました。「いがらき??」勿論そんな焼き物はありません。まだ学生だった頃、信楽焼と伊賀焼がごっちゃになって思わず口にしてしまったのが「イガラキ焼」という言葉でした。その場が大爆笑になったのは言うまでもありません(笑)
(この物語は大体フィクションです。)

それ以来、苦節ウン十年!!やっとイガラキ焼を見つけました。S氏有難う!!(笑)
電気窯でこれだけ出ればよいと思います。
イガラキ焼の特徴はゴマ、ビードロ、緋色などが自在に狙えるところです。
今後、教室のカリキュラムに取り入れようと考えています。
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# by kamakura-dan | 2005-08-07 23:58 | 陶芸教室  

ヒロヒロ釉完成

教室の二人の生徒さんの努力で、ヒロヒロ釉が完成しました。
写真の作品は、ヒロヒロ釉の特徴を上手にいかした仕上がりになっています。
食器には扱いにくいでしょうが、使い方によっては面白い物が出来そうです。
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部分の拡大図
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# by kamakura-dan | 2005-07-08 09:25 | 陶芸教室  

最終回! 俳優さんはすごい。

実際の撮影は時間との勝負なのです。場面、場面で監督を中心に説明があってすぐにリハーサルに入りますが大体2回ぐらいで本番の撮影になります。この2回のリハーサルの間にメイクさんや美術さんの合間をぬって陶芸をやっている風に仕立てていくのですが、俳優さんは短い間にストーリーの流れとその場面の人物のディテールを詰めていくのです。そうそう台詞も当然覚えているのです。(当たり前か!!)それと衣装替えのスピードも驚異的です。(笑)
カメラさんも2回ほどのリハーサルでカメラワークを決めてそれに合わせて照明、音声さんが準備する。。まさしくチームワークです。そんななかで私も邪魔にならずにお手伝い出来たのが幸いでした。普段は一人仕事してますからとっても新鮮でした。また皆さんに会えるとうれしいです。
葉子さんは、なんかまるで、ほんとの陶芸教室の先生みたいでしたし、安岡先生は大御所陶芸家の所作も完璧で、だんだんそれらしく見えてくるのが不思議〜〜でした。でも撮影中で一番ロクロが上手かったのはソンジェ君でした。ホント筋が良いです(笑)

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# by kamakura-dan | 2005-06-27 01:38 | 緑山スタジオ潜入レポート  

スタジオセットは良く出来ている。

スタジオのセット。
ハッキリ言ってはりぼてですがとても良く出来ています。
カメラさんの都合で「笑ってもらう」時でも(撤去する意味)ぱっぱと移動出来ます。
床はブロック状で簡単に増設出来る様になっています。天井には照明が沢山ぶら下がっていて、カメラ側は大きな開口になっています。
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この照明の加減で昼間のセット、夕暮れのセットという様に見事に場面のイメージが作られていきます。
ドラマには欠かせない病室のセットも隣にくまれていました。

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普段は見る事の出来ないセット側からスタジオをのぞいたところ
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この水道はちゃんと水が出るのです!!
でも美術さんの準備が大変なのでホースが繋がっていませんでした。

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# by kamakura-dan | 2005-06-17 23:09 | 緑山スタジオ潜入レポート  

正解は。

正解はキッチンでした。
「消えもの」とは食事の事らしく、役者さんが演技で食べてなくなってしまうからだそうです。
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食事といえば5階の食堂の「ホッケ定食」です。

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スタジオの中にある教室のセットは、kamakura山の工房より広くて羨ましかったんです。
次回はセットのつくりについてお話します。
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# by kamakura-dan | 2005-06-13 23:33 | 緑山スタジオ潜入レポート  

初めての仕事

学生時代から数えると十数年陶芸業界に生息してきましたが、先日、初めてテレビドラマの収録現場でロクロをまわしました。

そのドラマとはこちらのドラマです。私が忙しい時間に放送されているので、まだ一回しかオンエアーを見ていません。いったいどんな内容なのでしょう?  そうそう、私が担当したのは7月放送分ですので、実際の映像はもうちょっと先に放送される予定です。
撮影したスタジオは、鎌倉から車で1時間ほど走ったところにある
緑山スタジオでした。

とっても貴重な経験をさせてもらいました。

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まず、スタジオ内の一室にこんな不思議な部屋がありました。なんだこりゃ?

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# by kamakura-dan | 2005-06-11 23:01 | 緑山スタジオ潜入レポート  

謎のやきもの現わる!!!

なんだこれは!!

あの!!幻のやきものなのか??

・・・「イガラキ焼き」

つづく
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# by kamakura-dan | 2005-06-06 01:32 | 陶芸教室  

オリジナル釉薬第1号


やったー!!kamakura山陶芸工房のマスターコースで検討を重ねて来た釉薬が初めて完成した。題して「蒼玉釉」(そうぎょく釉)なんとも重厚なネーミングだ。大満足!!

元々青磁釉を開発している過程から生まれた物であるので、「ほにゃらら青磁」なんていう名前をつけても「それは青磁じゃない!!」と各方面から突っ込みを頂きそうだったのでネーミングには苦労した。
最後には「田中青磁」(田中星児)って、どう? ♪さわやかな日曜〜〜♪
なんて歌い出してしまった。(笑)

焼き上がったテストピースでお酒を皆で頂きました。これは我が工房で新しい釉が決定した時の恒例行事になってしまいそうだ。
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# by kamakura-dan | 2005-06-01 22:00 | 陶芸教室